【元販売員が教える】婚約指輪と結婚指輪の違い
元ブライダルジュエリー販売員のHako. です
「彼女にプロポーズしょう!」
「そろそろ彼と結婚したいな・・・(ゼクシィをパラパラ)」
「プロポーズしてもらったから指輪を2人で見に行きたい!」
きっかけは色々あるかと思いますが、調べてみて初めて婚約指輪と結婚指輪があることを知った方も多いのではないでしょうか?
ここでは、
↓彼女に婚約指輪をサプライズで贈りたい方向け
をご説明したいと思います
私自身、ブライダルジュエリー販売員になるまで指輪の知識が全くなく、
そもそも種類があると思っていなかったので
結婚指輪ってドラマとかで、プロポーズの時に箱パカってしてもらってつける指輪だよね?ダイヤ凄いな~おいくらなのかしら
くらいの知識で、女性はプロポーズの時にもらった指輪をつけて日常を過ごすものだと思っていました
実際には、
男性から女性へ婚約指輪(ドラマで見るようなダイヤがついたもの)を贈り、結婚指輪(両親が毎日つけているもの)はまた別に購入するものです
さらに言えば、
婚約指輪をもらった女性は婚約指輪と同等もしくは半額くらいの品物を男性に贈るものだと知りました
え~!!!結婚ってお金かかるね!!!でも婚約指輪は憧れ!!
というのが素直な感想でした(笑)
ちなみに女性が男性へ送るお返しとしてよくあるのは、腕時計が多いようです
私が販売をしていた時のお客様の中には、結納返しとして野球のグローブや釣り道具、オーダースーツなど男性様の趣味のものを贈ったという方もいらっしゃいましたよ
ご自身で色々と調べていく中で、
「婚約指輪ってなに?」
「そもそも婚約指輪っているの?」
と思った方も多いのではないのでしょうか
では、具体的に婚約指輪と結婚指輪の違いからご説明します
婚約指輪(エンゲージリング)ってなに??
婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれています
エンゲージとは“約束”や“契約”という意味を指すので、
男性の結婚への決意を形にした“結婚の約束の指輪”となります
受け取った女性は“婚約の証”として身に着けます
一般的に婚約といえばダイヤモンドを贈ることが多いと言われています
このように、
センターに大きなダイヤモンドがついているものが婚約指輪と呼ばれています
結婚指輪(マリッジリング)ってなに??
一方、結婚指輪はマリッジリングとも呼ばれています
マリッジとは“結婚”や“婚礼”の意味を指し、
夫婦の証として日常的に2人でつけるものと考えられています
日常使いすることを考えてデザインされているものが多いので、引っ掛かりのないデザインにするために宝石は埋め込まれていることがほとんどです
結婚したら婚約指輪はどうするの??
と、思う方は多いのではないのでしょうか
もちろん他にお持ちのジュエリーやアクセサリーと同じような感覚で婚約指輪をお使いになられて問題ありません
ですが、
婚約指輪をして家事や育児、お仕事をすることはおススメできません
婚約指輪のセンターのダイヤモンドは爪で留まっていることが多く、また横から見た時にダイヤモンドが飛び出ているデザインが多いので、何かの拍子にダイヤモンドを引っかけてしまうとダイヤモンドが取れてしまう可能性があります
ダイヤモンドが外れるだけなら購入店舗のアフターサービスで修理は可能かと思いますが、落として無くしてしまったときのショックは計り知れないと思います
結婚指輪と綺麗に重なるデザインなどもあるので、せっかく婚約指輪を贈ってもらったなら長く楽しんでいただきたいと思います
- ちょっと気合をいれてお出かけするとき
- 夫とお出かけするとき
- 友人の結婚式へ行くとき
など、特別な日につけていくことをおススメします
贈った男性も2人でお出かけする際につけてくれたら嬉しく思うことと思います
いつまでも初心を思い出せて素敵ですよね
婚約指輪って必要??
結論から言うと、
どっちでもいいです!
男性が、女性に「贈りたいな」と思ったらあげてください
というのが元販売員がお伝えしたいことです
ここまでの記事を読み「婚約指輪って必要?」と思う方もたくさんいらっしゃるかと思います。
婚約指輪のご説明でもあったように、婚約指輪は結婚の決意を形にしたものなので、
「結婚しよう」の言葉だけでも十分なプロポーズなのです
ですが、以下の方は女性へ婚約指輪をお贈りすることをおススメします
- 男性側の決意表明として目に見える形で婚約指輪を贈りたい
- 女性側の親に婚約指輪を見て安心してもらいたい
- 女性側が婚約指輪にものすごく憧れている
よく「ご婚約指輪があったほうが女性の親御さんも安心されますよ」と言いますが、正直そのご家庭の雰囲気や女性のご家族と男性との関係性によると思います
ひとつ注意なのは両家とも結婚の挨拶の時に婚約指輪をして行くのはNGとされていますのでご注意ください
あくまで結婚のお許しを頂きにお伺いするので、お許しが出る前に婚約指輪をしていくのは順番が違うというお話になってしまいますので、結婚の許可を頂いてから身につけるのがマナーとされています
これも、結婚の挨拶をする前からご両親との関係性ができていればそんなに気にすることでもありませんし、あくまで参考程度に知って頂ければと思います
彼女が婚約指輪に憧れているのか分からないとき
女性の中には
「婚約指輪よりつけやすいネックレスがいい!」
「婚約指輪にお金を使うなら新婚旅行に使いたい!」
「婚約指輪より2人の結婚指輪にお金かけようよ!」
などなど
婚約指輪はいらない派の女性がいることも確かです
“彼女が婚約指輪に憧れているのかわからない”
つまり
“どうしても贈りたいわけじゃなく、彼女が欲しいと思っているならあげたいんだよな”
と思う男性の方も多いのではないのでしょうか
特にプロポーズをサプライズで計画している方は悩みますよね
パターンは2つあると思います
- プロポーズ前にさりげなく婚約指輪の話を振ってみる
- プロポーズ後に「婚約指輪見に行く?」と聞いてみる
完全なサプライズにしたい方はプロポーズ前に匂わせたくないと思うので友人に協力してもらうなどの工夫が必要かもしれません
また、あらかじめ婚約指輪を用意するのではなく、プロポーズの言葉のひとつとして「婚約指輪見に行く?」と伝えるのも素敵かと思います
その際、女性が婚約指輪と結婚指輪の違いがわからない可能性もありますが、店舗に行けば販売員が説明をしてくれます
その際に一つ注意なのが、やんわりとした知識で店舗に行くと女性側が「婚約指輪も結婚指輪も欲しい!」となるケースも多いです
その際は結婚指輪のみに比べると軽~く見積もって10万円以上のアップは覚悟しておいてください
その時に快く「いいよ!」と言えない男性は予めしっかり女性に確認しておくことが重要かと思います
婚約指輪の選び方
「彼女にサプライスで婚約指輪を贈るのこと決めた!」という方
気になるのは、
「彼女の指輪のサイズって何だろう??」
「どんな指輪のデザインがいいのかわからない・・・」
という方も多いのではないでしょうか
2パターンの購入方法があります
- サイズ変更が可能なデザインの婚約指輪を男性が選ぶ
- ダイヤモンドの裸石のみ購入しプロポーズ後、女性と一緒に枠を選ぶ
どちらも注意が必要なのでご説明させていただきます
- サイズ変更が可能なデザインの婚約指輪を男性が選ぶ
こちらは男性が「こういうデザインなら彼女に似合いそうだな」と考えながら選ぶパターンです
男性が女性を想い選ぶ姿を思うと、もらった女性もうれしいですよね
何より、指輪という形でプロポーズできます
だいたいの指輪はサイズ変更が可能かと思いますが、デザインによってはサイズ変更の幅が限られている場合がありますので、しっかりとご確認ください
- ダイヤモンドの裸石のみ購入しプロポーズ後、女性と一緒に枠を選ぶ
こちらはプロポーズ用にダイヤモンドの裸石のみを先に購入し、後から枠を選ぶというサービスを展開している店舗のみで行うことができます
女性と一緒に枠を選ぶことができるので、好みのデザインの婚約指輪を贈れるとともに、サイズを直接測ることができるのが強みです
ダイヤモンドの裸石を使ったプロポーズの演出用にパッケージを用意していたり、小物を販売している店舗があります
このようなサービスは多数の店舗が行っているので、ぜひ色々な店舗へ行って相談してみてください
注意が必要なのは、後から選ぶ枠によって金額が変わるという点です
枠にも様々なデザインがあるので、あとから女性と枠を選びに店舗に行った際に思ったより値が張る枠を女性が選んだ際は、自分の予算を超える可能性があります
そういった恐れがある際は、あらかじめ販売スタッフにうまく女性を誘導してもらえないか相談をしてみても良いかもしれません
婚約指輪の用意はいつから?
最後に、婚約指輪はいつから用意し始めればいいのかをご説明させてください
婚約指輪を買ったら
「すぐに持って帰れる!」
なんなら
「明日プロポーズしょう!!」
と思ってご来店される方がよくいらっしゃいますが、
持って帰れない場合もありますのでご注意ください!!
婚約指輪を取り扱っている様々な店舗がありますが、
選ばれたデザインの希望する号数の在庫がない場合もあります
また、ダイヤモンドの裸石と枠を別売りしている店舗に関しては指輪の完成までに数か月かかるのが一般的です
一概に婚約指輪と言っても、センターのダイヤモンドの品質や枠のデザインで大きく金額が左右されますし、店舗によってアフターサービスも異なります
また、その店舗がブライダル専門店なのか、ハイブランドジュエリー店なのかにもよります
しっかり余裕をもって考えたい、選びたいという方は遅くてもプロポーズの3か月前には店舗へ足を運ぶことをおススメします
「そんなの知らなかったよ・・・」
「どうしても明日プロポーズ用の指輪が必要なんだ!」
という方は多数いらっしゃいます
そんな時にこの記事を見て諦めてほしくはありません
店舗に行って販売員に相談してみてください
そのようなお客様はたくさんいらっしゃるので、
それぞれの店舗によって最善の提案をしてくれることと思います
元ブライダルジュエリー販売員の視点から婚約指輪についてお話しました
特にプロポーズにあたって婚約指輪を検討している方は
お早目に行動することをおススメします!
私は婚約指輪に憧れはありましたが、必要性は感じていなかったので、前もって婚約指輪はいらないよ~と夫に伝えていました!
プロポーズの思い出は一生の宝物です
婚約指輪の有無に関わらず、
一生懸命プロポーズの内容を考えてくれたことが女性は嬉しいのです
カップルの数だけプロポーズの数があるので、
お2人が何年か後も振り返られるプロポーズの思い出ができるといいですね